令和3年度本議会 一般質問


令和3年度 第4回 川西市議会12月定例会

令和3年9月 一般質問 磯部 裕子

川西市の新病院(総合医療センター)と保健センターの今後について

 

総合医療センター開院にむけて、市民の皆さんの心配事の一つでもある駐車場やアクセスの課題や地域医療構想における川西市の基幹病院として、真に「市民が安心・信頼できる病院」としての準備がなされているか確認するとともに、想定される課題について提案をしました。また、保健センターにおいては、新たにできる総合医療センターが健康な人の基本健診や事業所健診を行わないことから、市民の皆さんの予防医療(2次予防)においては、今後も今までと同様、もしくは、今まで以上の役割を期待されるところであることから、施設の老朽化への対応や、乳幼児健診やら大人の健診、障がい者の機能訓練などにおいて、より良い環境やサービスが提供できるよう、様々な視点で提案しました。

1.「市民が安心・信頼できる病院」川西市立総合医療センター開院に向けての準備状況について

 

⑴ 病院専用駐車場及びキセラ川西プラザ駐車場の運用方法と総合受付までのアクセスについて

 

① 病院専用駐車場の台数と用途及び台数確定に至る根拠について

【答弁の概要】専用駐車場は障がい者用3台、サービス事業者用10台、救急車用4台、ご遺体搬送等用の車両用1台、タクシー待機場、バス停、乗降車用スペースを確保。また、病院北東側すぐにある「キセラ西駐車場」を優先駐車場として活用。→【いそべゆうこの要望】開院後、利用者の方々の声を聞き、当初予定した敷地内の専用駐車場や優先駐車場では不便を感じる場合は、病院のメインエントランス(南入口)に一番近いせせらぎ公園の南西端の一帯を駐車場として考えるよう提案。

 

② 病院利用者の駐車場と総合受付までのアクセスについて

【答弁の概要】キセラ西側駐車場の南西端(病院敷地から20メートルの所)に新たな出入り口を設け、東側入口から受付に入れるようにする。→【いそべゆうこの提案】優先駐車場に新たに設けられる出入り口付近の駐車スペースについては、ユニバーサルデザインのマーク(車椅子・杖をついた方・妊婦さんなど)を設置し、障がい者の方やご高齢の方など、出入り口付近に駐車できた方が好ましい方が駐車できるように提案。

 

③ 病院専用駐車場やキセラ川西プラザ駐車場の円滑運用に際しての課題について

【答弁概要】病院利用者の安全確保が一番の課題であるため、駐車場入り口や病院までの道路に警備員を配置予定。また、駐車場の利用状況を確認できるよう、病院敷地と各駐車場に満車空車を表示する設備を設置。→【いそべゆうこの提案】優先駐車場となるキセラ西駐車場の現在の出入り口界隈の市道が大変渋滞する時間帯があるため、警察に働きかけ、交通量の調査や界隈の交差点における適切な信号の点灯時間を検証し、渋滞の解消に向けて取り組むよう提案。

 

⑵ 病院までのアクセスの方法について

 

① 中心市街地の回遊性向上を目的とした移動手段(グリーンスローモビリティなど)の活用について

【答弁の概要】グリーンスローモビリティについては、現在、(仮称)川西市公共交通計画策定の中で検討中のため、開院に際しては、川西能勢口駅と病院を結ぶ送迎バスを準備。送迎用のバスはマイクロバスを利用。20分~30分間隔で運行。川西能勢口駅阪急バスターミナルを使用予定。運行ルートは産業道路から日高町に新たにできる信号を右折して、病院に向かうルート。→【いそべゆうこの提案】本来であれば、高齢者などでも乗降車しやすいノンステップのミニバス(北部の補助路線を走っているようなバス)の方が良いと思われるが、それが予算的に無理であれば、補助ステップを置くなどの配慮を提案。

 

② 公共交通(バス)と徒歩で来院される方の病院までのルートについて

【答弁の概要】勝福寺前や日高町のバス停、絹延橋からは徒歩でアクセスになるが、病院までのルートをわかりやすくする看板を設置。勝福寺前や日高町のバス停からは、病院北側に新しくできるスロープを使って、北側入口から入るルートもある。病院には東西南北4か所の入口が設けられる。その中心にはコンシェルジュ(案内係)が常駐し、様々な案内やサポートをする。

 

⑶ 川西市立総合医療センターの特徴と市民への情報発信について

 

① 基幹病院としての役割と充実が図られる機能について

【答弁の概要】新病院は急性期医療と高度急性期医療の一部を担う病院。小児・周産期・救急などの政策医療を引き続き提供する病院として整備。新たに救急センターを設置し、今まででは受け入れができなかった重症患者にも対応。→【いそべゆうこの確認】新病院は2次救急のため3次救急との連携や新病院では行わない専門的な治療についての連携を確認したところ、3次救急の病院とはしっかり連携をし、新病院では取り扱わない分野、例えば、心臓外科(緊急的措置が必要なカテーテルは行う)などは宝塚の専門的な病院と連携をし、重度なやけどへの対応は兵庫医大等と連携をすると答弁。

 

② 5つの施設整備方針の中の快適性への取り組みについて

【答弁の概要】全室個室、緑豊かな公園に隣接している利点を活かし、デイルームを広くとり眺望を確保。屋上庭園を設置。職員用の食堂や多職種が連携できるネットワークラウンジも準備。→【いそべゆうこの確認】静音性について確認。一般的な静音性を保つ建物であるため、せせらぎ公園での行事等については、どのような形であるべきか、調整をさせていただく必要はあると答弁。

【いそべゆうこの要望】せせらぎ公園で行われている各種イベント(かわにし音灯り、川西音楽祭、ロハスパークなど)は、市民の皆さんが手作りで創り上げてきた川西市の風物詩であり、人と人とのつながりを豊かにするための文化であるため、共存共栄が一番望ましいが、主催者の皆さんと誠実に向き合いながら、検証していく調整していくことで、最善最良の方向性を見出す努力を強く要望。

 

③ ラピッドカー(医師が救急現場に向かうための緊急自動車)の運用について

【答弁の概要】可能な範囲でラピッドカーを運行。

【いそべゆうこの要望】運用範囲を拡大し、救命救急率向上にむけて、全ての救急出動に対応できるくらいの安心感を提供できるよう検討していくことを要望。

 

④ 川西市立総合医療センター開院に向けての市民への情報発信について

【答弁の概要】8月20日頃には竣工式や見学会を実施予定。

【いそべゆうこの提案】PR動画の活用やホームページに特集を設け、準備の過程や基幹病院としての位置づけや役割、地域包括ケアシステムに関することなど(日頃からかかりつけ医やかかりつけ薬局をもち、いざといった時には新病院と連携できることなど)も情報発信して欲しいことを提案。

 

2.保健センターのこれからの役割と課題や今後について     

 

⑴ 保健センターが担ってきた役割と成果について     

 

⑵ 川西市立総合医療センター開院後の保健センターの役割について       

① 公共施設等総合管理計画による保健センターの取組方針から見え てくる保健センターの今後の役割について     

② 川西市立総合医療センター開院に伴う、一般健康診査や事業所健診、 人間ドックなどの健診業務をどこが担っていくのかについて     

 

⑶ ハード面・ソフト面のサービスの現状と課題について       

① ハード面のサービス(施設・設備・備品・医療機器など)の評価と 課題       

② ソフト面のサービス(職員の皆さんの対応など)の評価と課題     

 

⑷ 子どもたちの健やかな成長や市民の健康を支えていくための場所と して取り組むべきことについて

① 保健センターが抱える課題に対応していくことについて

② 子どもたちの健やかな成長や市民の健康を支える場所としての保 健センターの未来を中長期的なビジョンをもって考えていくことに ついて 

 

 

以上、一般質問の一部ではありますが、新しくできる病院、総合医療センターがその目標として掲げている「市民が安心・信頼できる病院」として、開院準備がなされているのか確認できたこと、市民の皆さんの声を代弁し、提案や要望したことをご報告いたします。

 


令和3年度 第3回 川西市議会9月定例会

令和3年9月 一般質問 久保 義孝

「川西おもろ能」のあり方について

 

Q : けやき坂において開催されてきた「川西おもろ能」は、世界的に著名な彫刻家、流政之氏作の「おもろ座石舞台」で、国指定文化財能楽保持者である金春欣三氏門下の方々が演能する、芸術的・文化的価値を有する意義深い事業である。また、実行委員会をはじめとする地域住民が大切に育ててきた文化あると認識しているが、この事業が廃止されると聞いた。「川西おもろ能」の今後の方向性をどのように考えているのか伺いたい。

 

A : 川西おもろ能は、「川西市に一流の文化を」という市民の発案により始められたもので、実行委員会が運営を担ってきた芸術・文化的にすぐれた薪能であると認識している。しかしながら、実行委員会が高齢化や担い手不足を理由に本年8月に解散したことで、事業が廃止になったのは非常に残念である。また、事業を実行委員会に任せきりになっていたことは反省点である。今後は改めて関係者の方々の意向も踏まえ、原点に立ち返りあり方を検討し、本市で育った文化をつなげられるよう模索したい。


令和3年9月2日 一般質問 松隈 紀文

多子世帯への応援から始まる子育てしやすいまちづくりについて

 

 厚生労働省が発表した人口動態統計によりますと、日本全体では令和2年の出生数は前年より24,407人減少の84万832人となり、1899年の統計開始以来過去最少となりました。

また、合計特殊出生率は前年より0.02減少の1.34と、こちらは5年連続で低下しております。わがまち川西市では、市内出生数、妊娠届出数ともに減少を続けています。そして令和1年の合計特殊出生率は1.16(令和2年は未算出)となっており、厚生労働省発表の1.34と比べてもかなり低い値となっています。子どもの減少は、人口の減少につながり、まちの活気が減少し、まちの魅力が失われていく。これは住宅都市として発展してきた川西市において深刻な状況と考えます。

しかし、このような時代でも理想とする家族像を思い描き、3人以上の子育てを楽しみながら日々奮闘する世帯が実際、いらっしゃいます。

結婚をする、しない。子どもを産む、産まない。そして子どもを何人育てるか。

これは個人の自由であり、尊重されるべきことです。このような自由な時代だからこそ、子ども生み育てたいという希望を持つ人を支援・応援することは、大切にしたいと思います。

少子化対策として多子世帯(3人以上を養育する世帯)に着目した支援策を展開されている自治体があることからも、川西市において多子世帯を応援する施策を展開することは、住宅都市である川西市の魅力・活力を維持する一助となりますし、結果、少子化対策になると信じます。川西市が多子世帯を応援するその姿勢を示すことで、川西市では、こどもが3人4人いても子育てしやすいまちなのだと、これからの子育て世代に感じてもらえる様な取り組みを仕掛けて頂きたく思います。そして、川西生まれ、川西育ちの川西市を応援する人、ファンを1人でも多く増やして欲しいと思います。

 

先祖代々より受け継いで、いまを生きている私たちです。そして未来へと続く将来像をしっかりと描くのは我々大人の責務です。私たちの未来の宝である子どもたちは 地域社会全体で育てるという強い想いと覚悟が必要であると考えます。多子世帯への応援・支援が少子化の対策に繋がるというという視点を持った施策の検討に取り組んで頂くことを提案いたします。

 

 


令和3年度 第2回 川西市議会6月定例会

令和3年6月11日 一般質問 磯部 裕子

今回は私が教育委員をしていた頃より考えていた、中学校給食を生きた教材として中学生にふさわしい、そして、川西らしい食育の推進、さらには、学校給食の旬産旬消、地産地消を支えてくださる生産者の皆さんへの支援や農業振興、食を通じての防災教育、さらには、中学校給食開始に際しての教職員の皆さんへの支援について、食育月間でもある6月に、一般質問で提案したことをご報告いたします。

 

テーマは

「中学校給食と食育 ~生きた学びを通じ、たくましく生き抜く力を育む教育~」

川西市の子どもたちが義務教育を終えるまでに、学校給食という生きた教育と、多角的な角度からの食育を体験し、その後の長い人生をたくましく、生き抜くための健康という礎を、自らの知識と知恵、そして、経験で培えるよう、中学校給食と食育の在り方について、理事者の皆さんと議論をしました。

 

令和3年第2回川西市議会定例会(6月議会)一般質問 発言事項と発言要旨は以下の内容

 

発言事項答弁

 

1.川西市の給食と学校における食育の推進状況について

 

(1)学校給食における内容の充実と食育の推進状況について

質問:第2次川西市食育推進計画の施策に掲げている「給食内容の充実」と「学校における食育の推進」の現状や成果は?

答弁:(具体的な内容の説明があり)順調に進んでいる。

 

質問:「米飯給食の推進」においては、「給食を食べる子ども、給食を提供する職員も食育の在り方を考え、さらなる発展をめざします」と目標が掲げられいるが、具体的な取り組み状況は?

答弁:和食中心の手作り給食を推進している。出汁などもすべて手作りを基本としている。

 

提案:和食中心の給食と牛乳について、牛乳の残食率を下げ、さらには、給食も美味しく食べ残食率を下げるための工夫として、牛乳を給食とは別の時間に飲む「ドリンクタイム」の導入検討を提案。
※ 新潟県三条市で実証実験をし、成果を上げている取り組み。

 

(2) 学校給食における旬産旬消や地産地消の現状について

質問:川西市の学校給食において、旬のものを旬のうちに食することや「地産地消」の具体的な事例や現状は?また、学校給食の地産地消を支える上で、生産者の方々と、どのようにつながっているのか?

答弁:ジャガイモや里芋など川西市の農家で作った食材を一部の学校ではあるが使っている。いちじくを使ったメニューもある。

 

質問:学校給食における地産地消を支えるためには、教育委員会は勿論のこと、生産者の皆さんと直接つながっている産業振興課、さらには生産者の皆さんがタッグを組んで取り組んで初めて前に進むことと思うが、学校給食の地産地消に関わる生産者の皆さんへの支援や農業支援についての現状は?

答弁:様々な農業支援制度をより使いやすくする工夫などしていきたい。中学校給食開始に際して、生産者の方の声を聞く機会もあった。

 

提案:学校給食の食材を農家の皆さんと一緒に育てるプロジェクトなどを企画して、保護者の皆さんや地域の皆さんを巻き込んでいく。「この畑では学校給食で使用するジャガイモを栽培します。子どもたちは勿論、保護者の皆さん、地域の皆さん、自分の子どもや自分のお孫さんのために、栽培のお手伝いをしませんか?」と呼びかける。中学生であれば、トライやるウィークの活動にしても良い。収穫のときには、子どもたちに収穫を手伝ってもらう。生産者の皆さんにとっては、手間がかかることかもしれませんが、市民の皆さんを巻き込むこと、また、子どもたちに農業体験をしてもらうこと、それが担い手の発掘や農業振興の足掛かりになるかもしれない。

答弁:学校給食の食材を栽培している畑には、のぼりを立てるなど、ちいさなことから生産者の方々の支援や農業支援に取り組みたい。

 

2.中学校給食センターの運用開始を機とした食育の更なる推進について

 

(1)中学生に求められる食育について

 

質問:中学生に求められる食育とは何か、川西らしい食育とは何か?

 

答弁:完全米飯給食を実施している川西らしい和食中心の食育だけではなく、世界の食を通じて、世界の文化や多様性などの学びも目指している。さらに、食を通じた学びを各教科においても展開していくことが求められる。

 

要望:各教科の先生方と家庭科や栄養教諭の先生方との情報共有の機会や、各教科と食を関連付けての授業がさらに推進されることを期待している。※グローバル化に対応するための共通言語として英語を学ぶように、各教科を横断的な視点で学ぶための共通言語として食育があると考える。小中学校の時にあらゆる角度から学びを深めていくことが重要である。

 

(2)中学校給食を活用した食育の推進について

提案:中学生の時に学ぶこと×(かける)生きた教材である給食=(イコール)生き抜く力を育む体験授業を提案した。中学2年生までに、栄養素と働きや必要なカロリー、献立の作り方を学ぶと確認した。その知識を活かして、中学2年生の時に、自分たちが中学3年生になったときの給食のメニューを考える。いつのメニューを考えるのか。それは、7中学校毎にメニューを考える月を割り当てる。それぞれの学校に割り当てられた月の食育の日(19日)のメニューを考える。例えば、川西南中学は5月19日、川西中学は6月19日、多田中学は7月19日と決め、各校、自分たちが担当する月の旬の食材などを調べ、家庭科の先生や栄養教諭にアドバイスをもらいながら給食のメニューを各クラスで考える。さらに、学校内でプレゼンをして学校代表のメニューを決定する。そして、3年生になった時に、自分たちが考えた給食メニューを食育の日に食べる。ただ、食べるだけではなく、食べる前にメニューを担当した中学からのビデオメッセージを、各自が持っているタブレットで見てから食べる。中学校給食を活用した生きた学び、楽しみながら学べる食育、食育を通じて互いに切磋琢磨できる教育になると思うが、このような食育をどう考えるか?

 

答弁:体験する学びは大切であると考えている。今後、検討していきたい。

 

(3)給食を活用した防災教育について

質問:小学校給食においては、阪神・淡路大震災の日である1月17日を「おむすびの日」として、災害時の食を考える防災教育が行われている。中学校給食開始に際して、小学校での学びの継続として、中学校給食を活用し、災害時や避難所での食を考えるような防災教育は予定されているか?また、災害時の防災備蓄食として準備されている食料品などを学校給食(防災教育)に活用する考えは?

答弁:給食のときに防災備蓄品のアルファー化米などを使って、防災教育を実施したいと考えている。

 

提案:アルファー化米を使うのであれば、市で備蓄している防災備蓄品の活用を検討して欲しい。その理由は、中学生にローリングストック法を体験学習し、その学びを各家庭に持ち帰り、各家庭での災害時の備蓄知識として活用して欲しい。※ ローリングストック法は、定期的に備蓄品を食べて、食べた分を買い足し備蓄していく方法

答弁:今後検討していく。

 

3.   中学校での食育を推進するための環境整備について

 

(1) 中学校給食運用開始に向けてのスケジュールと準備状況について

質問:中学校給食センターは令和4年9月の開設に向けて、順調に準備が進められていると思うが、開設までのスケジュールや、いつどのタイミングで誰をターゲットにした運用準備やシミュレーションを進めていくのか?

答弁:順調に進んでいる。令和4年6月末には竣工する。教職員に対するアレルギー対応などの勉強会は今年度から実施する。また、生徒に対してのアレルギー対応の勉強もする。さらには、学校全体で何度もシミュレーションをする予定をしている。

 

(2) 中学生にふさわしい食育を推進する上での教職員に対する支援について

質問:中学校給食を運用するにあたっては、まず第一に、決められた時間内に全員が安全・安心に喫食できるよう準備を進めていることと思うが、給食や家庭科をはじめ、その他の教科を活用した食育を展開していくためには、教職員の皆さんへの支援は、必要不可欠なことと考える。そこで、教職員の皆さんが、給食を機に中学生にふさわしい食育を推進する上で、必要な知識を身につけ経験を積める研修や支援策などの計画は?

答弁:アレルギー対応の勉強会を始め、スムーズに給食が運用開始できるよう支援していく。

 

提案:令和4年は中学校給食センターがオープンする記念すべき年になる。教職員の皆さんにとって、来年の夏季研修会や教育講演会は、今までの川西市の学校給食における食育での学びを共有し、中学校給食で期待される教科を通じた食育の推進などを、川西市の教職員全員で確認できる絶好のチャンスだと考える。是非、来年度の夏季研修会や教育後援会では「食育」をテーマにしたものにして欲しい。

答弁:今後検討していく。

 

要望:川西市が誇るべき学校給食を活用した食育推進のために、人・モノ・お金、家庭科や栄養教諭の先生方をはじめとする教職員の方々の手配、調理用具や備品、食育を進めるための教材、さらには、衛生的で安全安心な調理環境を整えるための修繕費用なども、積極的に支援して欲しい。

 

<質問の最後の挨拶>

 

今回の一般質問では、中学校給食センター開設を機に食育の推進を図る、また、学校給食における地産地消を支える生産者の皆さんへの支援や農業振興など、これからのことについて、多くの提案をしました。子どもたちに、命の源、生きる上での基本、さらには100年人生の健康寿命の延伸という、たくましく生き抜くための礎を、育む環境を整えられるかどうかは、ここにいる大人たち、そして、学校現場で子どもたちと向き合っている学校長をはじめ、教職員の皆さんの気持ち一つだと思います。市長が良く使われていた言葉をお借りして、子どもたちの「未来に責任を!」と、私も願うばかりです。

 

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檀上での発言要旨の説明を書いた原稿をPDFでご覧いただけます。
令和3年第2回川西市議会定例会(6月議会)一般質問 発言事項と発言要旨.pdf
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令和3年度 第1回 川西市議会3月定例会

令和3年2月26日 一般質問 松隈紀文

市立川西病院の跡地活用として、川西北部の医療を守るために地域の住民が、住み慣れた地域で最後まで自分らしい生活を続けることができる地域づくりを目指し、(仮称)川西リハビリテーション病院と福祉複合施設の整備が進められます。
市立川西病院の跡地活用として、地域の住民が、住み慣れた地域で最後まで自分らしい生活を続けることができる地域づくりを目指すのであれば、ここに子どもから高齢者まで、また障がいの有る、無いに関係なく人々が集う場所づくりという視点を加えることによって、さまざまな状況の人が楽しく幸せに豊かに過ごすことができる社会が、より具現化できると考えます。(仮称)川西リハビリテーション病院と福祉複合施設を単に誘致するだけでは、各施設に目的のある人しか集まりません。誰もが訪れたくなるような多世代交流空間の創造という視点を加えて、わくわくするような未来像を描いて頂くことを提案する一般質問を行いました。

 

発言通告内容

 

1.市立川西病院移転後のまちづくりについて 

  ⑴ 今井病院移転案決定後の説明会にて寄せられた市民意見やタウンミ ーティングで寄せられた跡地利用に
   関する市民意見について

 

  ⑵ 多世代交流空間の創造について 

   ① 図書館・公園・レストラン・保育園・障がい者就労継続支援事業所 などについて